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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

Q&A 操体法にもいろいろな流派があるのですか?

 操体法の提唱者である橋本敬三師が、
日常使っておられた診療室を「温古堂診療室」と言います。
 そこには毎日と言っていいほど、
全国からいろいろな見学者が訪れていました。
 橋本先生は、その見学者たちを快く受け入れておられました。

 ある時、そこで橋本先生が治療としての操体をしておられる姿を見て
“橋本式操体法は、素晴らしいですね! ”言われた方がおられました。

 すると、すかさず橋本先生は、
“天然自然の法則に、橋本式なんてものはねぇんだよ! ”と、
優しく諭されました。

 橋本先生の一言は、今も私のこころの中で生きつづけています。

 そのことが肝に銘じて入っておれば、
いろいろな流派なんてものは生じてこないのではないでしょうか?

 仮に、流派の様なものが生じたとしても、
それはそれで現場における人間の姿として受け取っておられ、
“なぜそのような言動をするのか? ”と、咎めることはされず、
“自分の考えを押し付ける”と言うような事はされませんでした。


 橋本先生は『からだの設計にミスはない』という本を出しておられますが、
人間の想いや行いにはミスはあるけれど、
私たちのからだは“自然法則のもとに設計されていてミスはない! ”
と言っておられるのでは無いでしょうか?

 そこのところが押さえられてさえいれば、
自己主張をすると言うような“分派活動”的な言動はできないのでは無いでしょうか?
 これとは逆の活動として“統合させようとする活動”も、
一見正当性があるようですが“考えを押し付ける”と言うことにおいては、
全く同類の行いであると私は観ます。

 それらのことを踏まえて、
操体法とは、「人が身につける“方法”」として理解するよりも、
元々、今生きているすべての「人の身に備え持っている“法則”」として理解し、
誰もが自由自在に活用できるようになることが
大切なのではないでしょうか?
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ユーチュウブに『操体法の生命感と生命観』をアップ

パソコンにとても詳しい中学一年生の
宮崎悠人君が、
講演で使ったpowerpointのスライドを組み合わせ、
音声とともに聞けるようにしますからと、
“説明してください!”とのことで、
いきなりぶっつけ本番で作ったものです。

■操体法の生命感と生命観
https://www.youtube.com/watch?v=XPHp182lxQE

ちなみに宮崎悠人君のユーチュウブ上での作品を紹介しておきます。
■「理系ラブソング(量子力学寄り)」で検索したらあります
■「スタジオMY」で検索して、「素数判定~割とまともなIOSアプリ」等、幾つかの作品があるそうです



“常識”を見直す機会!

周りの人を見つめていると、

健康そうな人から、

見るからに調子の悪そうな人まで、いろいろおられる。


病気の人についても、

軽症の人から重体と言われる人まで、いろいろおられる。


自分自身のことを振り返っても、

自分じゃ特別に悪いことをしたわけじゃない、

という気持ちがどこかにある。


多くの人は

「世間の常識」から

特別にかけ離れたことをしたつもりではないのに、

なんで「病気」になんかなったのだろう

と思われるのではありませんか?


どこかに問題があったからこそ

現れた「病気」なのでしょうから、

当事者である「自分自身の生き方」を

見直す機会と観るのが好いのではないでしょうか?


それと同時に、

「社会に通用している常識」を見直されることが大切なんじゃないでしょか?


案外、常識の中に

大きな「落とし穴」があるんじゃないでしょうか?


介護操体 ⑫(人間はね、立とうとしたから立ったんだよ!)

今日は、驚くべき事が起こった。

寝たきりだった母が、
自分で立ち上がった。

とは言うものの、
私が目撃したわけではないが。

介護操体⑧で、
「“想い込み”を外すと、可能性が拓けた」
で述べたが、思い切って奈良公園をドライブして以来、
食欲も出てきて、
見違えるほど元気が出てきた。

併せて、
介護操体⑪で述べた、
「その場足踏み」もオシッコに起きる度に、
「一回だけでも、しとこうか!? 」と続けてきた。

今日の昼前に、
丁度来ておられたケアマネージャーが
「立てますか?」と声かけをしたら、
いきなり自力で立ち上がる事が出きた。
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介護操体 ⑨(好ましいやりとり)

病気になったり、
介護していると、
周囲の方々がいろいろと言って下さったりする。

患者さんとしてお越しの方の中にも、
ご自分の事に関してだったり、
ご家族のことに関して、
いろいろとしてくださったり、
言ってくださる方もおられる。

先日、
義理のお母さんの世話を一生懸命している患者さんが、
涙を浮かべて言われた事がある。

「家族みんなが力を合わせて、
試行錯誤しながらですが、
一生懸命に看病していた。
そこへ日頃余り顔を出さなかった子姑が、
“そのやり方は間違ってる!”と、
文句を言われた・・・・・」と。

今まで長年お世話してきたことを、
全否定された様で悔しくて悔しくてと泣かれた。

丁度その日の診察室の日めくりに、
“いかに自分が正しくとも、
人を傷つけてはいけない”
とあった。

一緒にその日めくりを見ながら、
「その子姑さんは、
ものの言い方を知らないね!」と話し合った。

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