昨日来られた患者さんの話です。
動き方によって腰と右の背中が痛くなるとのこと。
操体を始める前に、
どの患者さんにもしているように検査をした。
◆立位で動診〔前傾・背屈・左伸ばし・右伸ばし・左捻じり・右捻じり〕
動診時の自覚症状は〔腰全体、背中右、両肩、右鼠径部、ふくらはぎ〕にあった。
◆双脚体重 〔左足 25.1kg. 右足 30.4kg. 〕
◆正中線のズレ 鼻柱(左右の鼻孔の中心点 左へ6mm.)
臀裂(左右の尻の合わさり目 右へ10mm.)
ほんの少し操体をしただけで、
全部が消えてしまった。
操体後の検査をした。
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シリーズで「介護操体」を書かせて頂いていたが、
この5月4日に、満93歳にて母は逝きました。
亡くなる数日前(5/1)に、
往診に来てくださった主治医が、
母のベッドサイドで入院を勧めてくださいました。
「お母さんは、本当はどうしたいの?」と
尋ねると、迷っているのがよくわかりました。
そこで「僕達は、母さんの本音を聴きたいよ!
お母さんの、本音の、本音の、本音はどうなの?」
と改めてたずねました。
「お母さんの思うようにして欲しいから、
本音を教えて!
みんなで力を合わせてするから、
僕達に気兼ねをしないで、“本当の本音”を教えて!」
母は「・・・家に居たい!」と
ポツリと言いました。
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操体法において、
橋本敬三師は「他人に代わってもらえないことに、
“息・食・動・想”があるかららね・・・」と
言っておられた。
これらの中で、
一番厄介なのは“想”ではないだろうか?
93歳になる母は、
今年の正月から本格的に寝付くようになった。
その家族により、
それなりにできる限りのことをしてきたつもりだが、
1日1日、体力も気力も低下してきていた。
事実は“そう想いこんでいた”だけ。
このような状況下で、
だれが見ても外出は無理と思っていた。
しかし2/29、
娘が何気なく外出を誘ってみたのである。
「おばあちゃん!
今日は暖かいし、
ちょっとだけ奈良公園へ行ってみやへん?」
そうすると、
寝たきりだった母から予想だにしていなかった答えが返ってきたらしい。
「行ってみようか!」と。
二人の娘と妻が、
咄嗟に手分けして散らばった。
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