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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

“知らずにしている無理”があるよ!



 昨日来られた患者さんの話です。

動き方によって腰と右の背中が痛くなるとのこと。

 操体を始める前に、
どの患者さんにもしているように検査をした。
◆立位で動診〔前傾・背屈・左伸ばし・右伸ばし・左捻じり・右捻じり〕
動診時の自覚症状は〔腰全体、背中右、両肩、右鼠径部、ふくらはぎ〕にあった。
◆双脚体重 〔左足 25.1kg.  右足 30.4kg. 〕
◆正中線のズレ  鼻柱(左右の鼻孔の中心点   左へ6mm.)
         臀裂(左右の尻の合わさり目  右へ10mm.)

 ほんの少し操体をしただけで、
全部が消えてしまった。

操体後の検査をした。


◆立位で動診〔前傾・背屈・左伸ばし・右伸ばし・左捻じり・右捻じり〕
 動診時の自覚症状は全く無し。
◆双脚体重 〔左足 25.9kg.  右足 29.6kg. 〕
◆正中線のズレ  鼻柱(左右の鼻孔の中心点   0 )
         臀裂(左右の尻の合わさり目  0 )

操体後の検査を
患者さんと一緒に確認をしていただき、
その確認をしたことのサインと、
操体をしたことによる感想を書いていただいた。

 操体前後の動診結果を書いた用紙(臨床用観察記録用紙)を、
カルテ挟みとボールペンとともに、
患者さんの座っておられる右に置いた。

 患者さんは、
そのまま右下を向いてボールペンを持ち、
カルテ挟みをベッドに置いたまま、
著名と感想文を書き始められた。

 意地悪な私は、
書名が済むまで黙って見ていた。

 感想を書き始めようとされたので
「そんな姿勢をしても大丈夫?」と尋ねた。

 患者さんはすました顔で、
「ええ、大丈夫です!」と言われた。

 そこで私は言った。
「本当に大丈夫だったか、もう一度確かめてみようよ!」と。

 そして正中線のズレを再点検した。
◆正中線のズレ  鼻柱(左右の鼻孔の中心点   12.0mm. )
         臀裂(左右の尻の合わさり目   5.0mm. )

 自分の名前を書いただけの
ほんの少しのことだけなのに、
このような結果が出たことに大変驚かれた。

 橋本敬三師は
「はじめに歪みありき」と言われたことがある。

 なるほど
その歪みを作っているのは自分であり、
その歪みが大きくなってきて“不快”が生じ、
その歪みがより大きくなって“動きにくさ”が生じ、
その歪みがより大きくなって“骨の変形”等が生じる。

 西洋医学、
とりわけ整形外科においては、
この機能異常と器質異常を問題と観ているが、
橋本敬三師は、
この動くことによって生じる歪みに着目し、
動くことによって変化する原始感覚に着目されたのだと感心する。

 しかも現代医療においては、
医者等の専門家が診断をして治療することが中心であるのに対し、
 橋本先生が提唱される操体法においては、
自分自身がからだを動かしてみて、
不快を感じたらと回を感じない方へ、
自分が動きを直すと、
歪みとともに不快が治るということを説かれた。

 こんなウソみたいなことが、
やってみたことのない人にはわからない。

 橋本先生がよく言っておられたように、
やっぱり「ウソかホントか やってみるしかない」ってことだと
痛感する。

 世界中の人たちに、
なんとかしてやってもらいたいものである。 合掌

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テーマ:人生のコツ, 生き方のコツ - ジャンル:心と身体

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