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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

人間の脳は“出力依存型”

 理科学研究所に松本元先生と言う方がおられた。
昔、ある学会で松本先生が講演された後、
個人的に少し話をさせていただいたことがある。

 講演の中で「人間の脳は“出力依存型”」と
言われた事についてお尋ねしたかったからである。

 お尋ねすると分かりやすい例を挙げてご説明くださった。

 ある登山家が海外の高峰に何度か挑戦され、
登頂直前に断念せざるをえない状況に何度かなられたそうである。

 このような大変厳しい状況において脳は、
手足はもちろんのこと、
神経系や、
運動器系や、
循環器系や、
分泌系等々が、
その過酷な状況に対応するために、
心身のすべてが総動員されて
必死に働いているということを前置きしたうえで、
次のようなことを教えてくださったことがある。

 「頂上目前に迫り、
“ヤッター!”なんて気分になると、
必死に全身が総動員されて動いている状況が崩れ、
気が緩むというか、
気が抜けるというか、
全身が総動員されて発揮されていた時の力が
出なくなってしまう」という趣旨のことを教えて下さった。

  そして、その登山家は、
「登頂目前に迫ると、
そこで気を抜くことなく、
次ぎの登山目標を思い浮かべて集中し、
次々と登頂に成功された」と言うことであった。

 「例えば絵を書くときに、
絵筆を持って手を動かしながら、
紙との位置関係や、
力の入れ加減を、
手や紙の感覚を介して脳にフィードバックし、
絵の具の塗る量や色合い等を加減している」という
趣旨の事もお話し下さった。
 ※表現が少し違っているかもしれませんが、
  ニュアンスとして大きな間違いは無いと思います。

 私が操体法を学ぶ中で、
このとき教わった示唆が大変役に立った。

 橋本敬三師が、
「ウソか ホントか やってみな!」と
何かにつけて言い続けられたのもうなずける。

 要は、自らが“からだを動かし”てみて、
動かすことによって変化した自らの“感覚を指標”に、
自らが“自らの動きを制御”することこそが
操体法の真髄だと痛感している。

 今後、益々深めて行きたい!
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テーマ:人生のコツ, 生き方のコツ - ジャンル:心と身体

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