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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

“いのち”をいただいているんだ!

■食事について想うこと 1 ■

 「食事」ってね、基本的には“いのちのやりとり”なんだよね!
その事を実感した出来事があるんです。

 日本健康科学学会って学会が発足した頃なんです。
東京の品川駅の近くにコクヨホールがありました。
そこで学会があったんです。

 昼休みにね、外の空気を吸いに外に出たんです。
ブラブラっと歩いていたら、近くの屠殺場の中に紛れ込んじゃったんです。

 鉄パイプで仕切られた檻が何列も連なってありました。
その中に豚が5頭位づつ入れられていたんです。

 しばらく何気無く見ていたんです。
まるで動物園の動物を見ている様にです。
突然上のパイプから、水が吹き出てきたんです。
それは豚を洗うスプリンクラーだったんです。

 豚は、キーーッ、キーーッ と泣き叫んで、逃げ回っていました。
まだその時は、数十分後に殺される豚だなんて想像もしてなかったんです。

 しばらく洗い続けていましたが、突然水が止まりました。
そして、檻の端にあるゲートも開かれたんです。
 その檻の中に、スタンガン(高電圧の電気ショックを与える器具)を持った男の人が入られたんです。

 その人は、豚の尻にスタンガンを押し付けました。
ギャーーッ!!!  ギャーーッ!!!  ギャーーッ!!!
 それがただならぬ悲鳴なんです。本当にものすごい・・・
今でも私の耳に焼き付いています。
そりゃそうですよね、今、正に殺されようとしてたんですから。

 逃げ場が無い豚は、開かれだゲートに逃げるしかないんです。
押し合い圧し合いして、そのゲートに入ってゆくんです。
 何十ってある檻の中の豚が、そうやって順番に追い込まれてゆくんです。

 中の方に入って行った豚は、ピタッと泣き止んだんです。

 どうなったんだろうか? と建物の周りをウロウロしていると、中が少し覗けるところがあったんです。
 チョロッとしか見えなかったんですが、アアッと驚きました。

 さっきまで泣き叫んでいた豚が、皮を剥がれ、縦割半分に切られ、吊り下げられて、カタン カタン カタン と運ばれているんです。

 あぁ、そうだったのか!
何故、あんなに必死に泣き叫んでいたのか、痛いほど分かったんです。
その必死の泣き声をポケットに入れていたマイクロカセットテープに録音して帰ったんです。
 そして帰宅してから、子どもたちに聞かせたんです。

 「これは何の声?」

 子どもには、すぐには分かりませんでした。
そして状況を説明すると、みんなビックリしていました。
そして、「食べるって、どういうことなんだろうね?」って、みんなで話し合いました。
 スーパーで、発泡スチロールのトレーにラップで包んで並べられている“豚肉”や“牛肉”、そして“鶏肉”や“魚”についても話し合いました。

 そして、みんなの心の中に湧き上がってきたことがありました。
・人間って、いろいろと殺生をして、生きてるんだね!
・生き物のいのちをもらってるから、今、自分のいのちがあるんだね!
・だから 「いただきます!」 って、手を合わせてから頂くんだね!
・いただく物を粗末にしてはいけないね!

 子ども達と “食べるって事は、いのちのやりとり” なんだなぁ、と思ったひと時でした。

 食べ物さん、ありがとう!
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テーマ:幸せになる考え方 - ジャンル:心と身体

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