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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

いい声は体を整える?

今日からお盆ですね。
だいぶ日が傾くのも早くなりました。
帰り道に見たお月さんもきれいです。
今日は旧暦で7月13日。
ということは秋の満月がもうすぐ見れます。

さて、塩沼亮潤阿闍梨さんは、
過酷な行を行う際、
体に大変なご負担を
かけられました。

膝がぼろぼろになっても
足腰が痛くなろうとも
歯が痛くなって失神しても
千日も休まず、山を駆けぬけられました。

また常識的に考えれば死んでも当然の
「九日間、断食、断水、不眠、不臥」
を続けられました。
途中、死臭が漂っていたそうですが、
なんとかのりこえられ
無事やりとげられました。

心が受け身になって、
少しでも被害者意識が入ると
目的は達成できない
と書かれておられますが、
すごい説得力がありますね。

とはいうものの、
体はさぞかしぼろぼろに
なっているだろうな、
と思っていました。

ところが、先日慈眼寺に参拝し
塩沼阿闍梨さんのお姿を見ましたが、
体はぼろぼろになっているどころか、
非常に元気そうでした。

護摩木を延々とくべられる後ろ姿は
とってもふくよかで整っていて美しく、
お経の声も最後まで朗々とされていました。
その後、つかれも見せずに法話をされ、
にこやかに参拝者と
写真を撮ったり、別れの挨拶を
されていました。
すごい活力と体力です。

このことを非常に不思議に思っていました。
「ありがたい」
と感じていらっしゃる心境が
めちゃくちゃ深いので
どんな歪みでも勝手に整うのだろうか
と勝手に推測していました。

この疑問を、奈良操体の会でおなじみの
武道のO先生に尋ねてみたところ
面白いお話をしてくださいました。

御経や祝詞を朗々と唱えると
声からいい波動が体の中に伝わり
ひとりでに体が整うのだそうです。
お経で体が整っているのではないか、
と教えてくださいました。

武道では、達人は声をかけることで
自在に相手の動きや自分の動きを
制御できるとのことです。

気合いの入った鋭い声をかけることができると
相手の中に声(気)の波動が入り、
動きを止めたり、戦意を喪失させたり
自由にできるそうです。
気合のかけ方ひとつで、
出来る人か、そうでない人か
すぐにわかるとのことでした。

また
「塩沼阿闍梨さんが千日回峰中に
会得された腰の入った歩き方とは
どんなんでしょうね?」
と尋ねてみると
「こんなんとちゃうやろうか」
と実際に歩いて見せて下さいました。

それは、腰や肩の線が全然ぶれず
左手にもった鞄も全然ゆれない、
美しくも、奇妙な
なんともいえない歩き方でした。
体が非常に滑らかに平行移動している感じです。
この歩き方ができると全然疲れないそうです。

コツはなんでも、
「膝の力を抜いて歩く」
ということだそうですが、
凡人にはすぐにまねをすることはできませんでした。

合気道の教室で
自由にこんな質問ができ、
面白いお答えを下さり、
実際に丹田を意識した動き、呼吸が練習できるなんて、
すばらしいと思いました。

(空)
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