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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

痛くない歩き方

ウソみたいなホントの話。
「痛くない様に歩いたら、歩いた時の痛みが無くなった」症例


先日66歳のおばあさんが来られた。

2週間ほど前には、
自宅で転んで腰が痛い
と言って来られた。

立ったり、座ったりしていると、
だんだんとつらくなるとのこと。

そこでベッドに寝て頂いて、
つま先をいろいろな方向に
動かしていただいた。
片方の足を動かしただけである。

その時に大切なことは、
痛みだけでなく、
こわばりや、
突っ張り、
動きに伴う抵抗感などがあれば、
それらの症状が減る方へ、
減る様に動いていただいた。

片足の動きから操体に入ったとしても
からだ全体が
一緒に気持ち良い様に
連動して動くと言うことが大切。

そこさえおさえておけば、
右手から入っても
左手から入っても
どこから入っても同じように変化する。

その減る方というのは、
その人の、
その時の、
からだの状態によっても変化するので、
その一つ一つの動きを、
動かそうとする度ごとに
その人に動いていただきながら、
その人に動いて見分けていただいた。


ここに大切なコツがある。

片足を動かしただけで、
操体前に行なった“動診”を、
操体後にもしていただいた。

ちなみに“動診”とは、
からだを動かしてみて、
その動きに反応する症状を観察し、
どの動きをすると
問題が表れるのか、
又、問題が増えるのかを
動いてみて見分ける為に行う検査である。

操体後は
痛かった腰はおろか
操体前にからだのあちこちに感じていた症状は、
全部解消していた。
しかも、その方のからだには
全くさわっていないのにである。


その方が帰宅され、
翌日のことである。

お隣にマッサージをなりわいとされる方がおられ、
その方の歩く姿を見て言われたことがある。
「あんた、つま先が外を向いてるよ!
 そのままにしておくと、
 外向いたままになってしまうで!
 足をまっすぐにして歩きなさいよ!」

こう言われたおばあさんは、
大変にきまじめな方。

それを真に受けて、
痛いのを我慢して
つま先をまっすぐにして、
膝も腰も伸ばして歩かれた由。
しかも一生懸命に。

その結果、
せっかく痛くなくなっていたのに、
前回以上に痛くなって来診された。

幸いなことに、
私の家の真向かいに、
天理教の大教会がある。

その参道は、
車は一切通らず
きれいな石畳が敷いてある。

このような患者さんが来られると
ここへ連れ出して
ここで痛くない歩き方をしていただく。
操体法の治療なんていうと、
多くの人は診察室を思い浮かべるが
この参道が
立派な治療の場となる。

診察室よりも、
ここの方が実践的で、
日常生活に直ぐ役立つ。

この方の場合は
杖をついて
大分痛そうにしておられたので
10メートル位を往復していただいただけ。

その時の、アドバイスはただ一つだけ。
「一番痛くないように
一番無理のかからないように
 今の自分にとって一番楽な歩き方を
 歩きながら探って
 歩きながら見つけてごらん!
 つま先も、膝も、
 腰も、背骨も、
 肩も、首も、
 あごも、目線も、
 どこをどのように動かしても良いから
 今のあなたのからだに一番快く感じる歩き方をしてごらん!」

たった一往復しただけで、
ほとんどといってよいほど消えていた。
操体前の“動診”では、
足の裏にも、足首にも、
膝や腰にも、
背中や肩や腕にもあった痛みが
ほとんど無くなっていたのである。


やっぱり“からだは良くなろうとしている”
やればやるほど、つくづくそのことを実感する。

そのからだの意に反する動きに対して
いろいろな“警告信号”を
いろいろな違いをつけて
一生懸命に発信してくれているのだと痛感する。

ただ、この事実に
多くの人が気付いていない。

このように臨床の中で経験した真実は、
もっと皆様の日常の生活の中で活かしていただきたい。


仮に、このブログにこのように書いたとしても、
言葉だけでは限界がある。

私からの一方通行だけではなく
ご質問やご意見のある方は
ぜひお寄せいただきたいと思う。
往復通行になれば、
もう少しだけ意を尽くせるのではないでしょうか?

願わくば、
実際に体験して頂けたらと思う。

体験してみたいと思う方は
『奈良操体の会』のホームページを見て
遊びがてら奈良に来てみてください。
 http://nara-soutai.net/

お会いできる日を楽しみにお待ちしています。 合掌
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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

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