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無の操体

奈良操体の会のブログです。痛みなどの不快な症状は、実は体をちょこっと動かすだけで消すことができます。この一人操体法を身につけて、日常生活にとりいれると、「快」の極楽世界が待っています。

“頭痛”の治療法


ご主人がされる操体をそばで見ていて、
一緒につま先を動かしていて、
頭痛が消えてしまった症例。


今日来られた、その患者さんとの
やりとりを書いてみます。



Q:若い頃から、よく頭痛が起きます。
“頭痛”の操体法ってありますか?
A:どういう時に起こるのですか?
Q:疲れたときに多いです。
A:疲れたときにおこる他の症状は?
Q:肩や首がものすごくこってます。
A:他に何かありませんか?
Q:頭痛がひどいと吐き気も起こります。
A:他には?
Q:目の奥の方が痛くなることもあります。

A:どういう治療をされてましたか?
Q:市販の鎮痛剤を飲んだり、
時には揉んでもらったりしてました。
A:揉んでもらったら楽になりますか?
Q:はい、しばらくは楽になります。
A:でも、時間が経つとまた痛くなる・・・
Q:はい。
A:それの繰り返しじゃないんですか?
Q:そうなんです。

A:お医者さんに診てもらったことはありますか?
Q:偏頭痛だろうと言われたことがあります。
A:ここで、ひとつ整理しておきましょうか!
Q:はい。

A:頭痛おこる時には、首や肩が凝っているということは?
Q:・・・?
A:頭と、首や肩は関係している!
Q:そうだと思います。
A:吐き気がひどいこともあるということは、
  頭と、胃腸は関係している?
Q:そうかもしれません。
A:それら一連の症状は、疲れたときに起こるのでしょう。
Q:はい、そうです

A:頭痛が起こらないようにするには、
 何に注意すればよいと思いますか?
Q:疲れないようにするということですか?
A:私はそう思いますよ。
  あなたのからだも、そう言っているのではありませんか?
Q:でも、職場や家での仕事が忙しいものですから・・・
A:その原因を直さないことには、
どんなによく効く治療をしたとしても、
問題の先送りをしているに過ぎませんね!
Q:そうかもしれませんね!
A:そこら辺の詳しいことは、
私には分かりませんので
いろいろと工夫してみてください!

Q:でも、頭痛が起こったときにはどうすれば良いのですか?
A:自分に分からないことや、
自分の手に負えないことがあれば、
自分に合うと感じる治療をすればいいのじゃありませんか?
Q:はい、そのようにしています。
A:でもね、人手を借りたり、
薬の力を借りたりすることは、
 別に悪い事じゃないけれど、
 自分自身にできることもあるし、
 自分自身のからだが教えてくれていることもあるし・・・

Q:それが、どうしたらよいのかが分かりにくいものですから・・・
A:今までは頭痛が起こるまでは何もしていないでしょう!
Q:頭痛が起こっていないときには、なんともありませんから・・・
A:では、何ともないと思っているときに、
  あなたにできることを一緒に探ってみましょう!
Q:お願いします!

A:結論からいうと、本格的に頭痛が起こるまで待たずに手を打つことです。
Q:どういうことですか?
A:数字を思い浮かべてください。
 数字の“5”の前は?
Q:“4”です。
A:“4”の前は?
Q:“3”です。
A:“3”の前は?
Q:“2”です。
A:“2”の前は?
Q:“1”です。
A:“1”の前は?
Q:“0”です。
A:そうなんですよ!
 元々は“0”だったんですよね!
それが本来のあなたの“からだ”なんですね!
Q:そりゃそうですよね!

A:実は、この当たり前のことが極めて大切なことなんですよ!
何も“5”や“4”になってから薬を飲んだり、
 揉んでもらったりするのは、あまり賢いとは言えないのじゃないかなぁ?
Q:そうですねぇ!
A:大元の疲れは、自分で対策を練っていただくとして、
 首や肩の凝りをなくすことは、
 今、ここで、できることですから、
 まずは自分のからだを動かしてみませんか?

Q:どこを動かせば良いのですか?
A:どこだっていいんじゃないですか!
 右手でも、
 左手でも、
 右足でも、
 左足でも、
 そして首でも、
 背中でも・・・
Q:・・・・・

Q:実は、いま主人が操体をしていただいているのを見ていて、
 腰掛けながらつま先を動かしていたら、
 いつのまにか頭痛が治ってしまったので、
 何か特別な頭痛の操体法があるかなと思いまして・・・
A:頭痛に効く特別な操体法があると思っていたんだ!
Q:無いのですか?
A:あると思えば、試してみても良いのではありませんか?

Q:それはそれとして、
 自分にできることをしてみてはという意味ですか?
A:さっき賢くないと言ったけれど、
 本当は賢いじゃない!
Q:いいえ、そんなことありません!
A:さすがに能ある鷹は爪を隠す!
Q: ・・・・・
A:そう!
 今気付かれたことが、とても大切なことなんです!
Q:診てもらって、治してもらうことしか考えていませんでしたから・・・

A:じゃ、“動診”をして見ましょうか!
Q:はい!


ということで、“動診”をした。
併せて、〔直立・前傾・前伸ばし〕の三姿勢の“動きに伴う正中線の揺れ”を測定した。


A:いやぁ、すごいねぇ!
Q:何がですか?
A:今、待っていただいてる間に“つま先を、
 快方へ動かしただけ”なのに、
 すでに痛いところがほとんど無くなっている!
Q:本当ですね!
 こんなことぐらいで治るなんてウソみたいです。
A:だれが治したのですか?
Q:私です!
A:そうだねぇ。
 あなたが気持ちの良い方へ“動きを直した”。
 あなたが動きを直したら、“痛みが治った”。
Q:あ~っ、そういうことなんですか!

A:この“動きを直す”と“痛みが治る”の関係を勘違いしないようにしましょうね!
Q:これをすると、治療が要らなくなるかもしれませんね!
A:そのとおりです。
 私はソコを目標としています。
 あなたも、本当はそれを望んでおられるのじゃないですか?
Q:もちろんです。

A:それでは、まだ残っている症状がありますので、
 今から操体をしましょう!
 今日は、どういう姿勢でやってみますか?
 自分の苦手な姿勢とか、
 頻繁にする姿勢とか、
 自宅に帰ってから実践に結びつきやすい姿勢から始めませんか?
Q:じゃ、腰かけてやってみます。
A:どこから動かし始めますか?
Q:では、右のつま先から動かしてみます。


というように、今回の操体の“手始め”として、
“右のつま先”を選んでいただいた。

そしてこの“右のつま先”を動かすことによって、
からだのどこに現れるかは分からないが、
からだに現れた“いろいろな症状”は、
よくも悪くも動きに反応してくれているという事実に着目して頂くようにした。


その動きに反応して現れたり消えたりする症状は、
自らの動き方によって変化している事実に着目していただくようにした。


その事実をもとに、
自らの快くなる動きを、
動いてみて見つけるということを練習していただいた。


練習を続ける中で、
自らのからだが発してくれる“警告信号の意味”を理解していただきたい。


練習を続ける中で、
その警告信号に従って自由自在に、
自らが“如何に動くか”という「動き方の基本原則」を身につけていただきたい。


実践を続ける中で、
その警告信号に従って自由自在に、
自らが“いかに生きるか”という「生き方の基本原則」を探りあてていただきたい。


そして、その「生き方の基本原則」が万人に通用するものとして、共に育てあげていきたい。


ここにこそ、橋本敬三師が言われた『生き方の自然法則』があるのではないだろうか?!


ウソみたいだと思われる方もおられるでしょうが、
日々この様なことをさせていただいています。


このブログも
毎日書かせていただくことはできていませんが、
このような“生命観”や“生き方”について、
もっといろいろな方と交流したいと願っています。

どんなことでも結構ですから、
お感じのことがあればコメントしていただけると嬉しいです。


今日は、これから『奈良操体の会』の公開講座と、研究会があります。
その準備も、もう少ししておかなければなりませんので、
今日はこれで失礼します。  合掌

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テーマ:医療・病気・治療 - ジャンル:心と身体

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  • 2008/08/27(水) 00:53:12 |
  • |
  • #
  • [ 編集 ]

Re: 質問です

> 初めまして、千葉満廣といいます。宮城県登米市在住です。時々今先生の仙台操体講習会に参加しています。興味深くブログを読ませて貰っています。
> 教えて頂きたく書きました。 
> 上記文章(頭痛の治療法)の「併せて、〔直立・前傾・前伸ばし〕の三姿勢の“動きに伴う正中線の揺れ”を測定した。」を詳しく知りたいと思いました。宜しく願います。


 ブログ「無の操体」に回答をさせて頂きましたが、ご覧になっていただいたでしょうか。
このブログも親しい人に作って頂き、時折書かせていただいていますが、何せパソコンが苦手な物ですから、なかなか的確に、そして適時の回答がさせていただけていません。

 ご覧いただけたかどうかと気になっていて、ひょっとしてここの欄に書いて痾のかなぁなんて思い、「コメントの管理」を開いてみましたが、ありませんでしたので、ここに書いたら伝わるのかなぁと書いてみました。

 もし、ご覧頂いて不明な展が空けば、またご連絡頂けると嬉しいです。

  • 2009/01/08(木) 22:10:04 |
  • URL |
  • 北村 翰男(ふみお) #-
  • [ 編集 ]

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